本田 精一 院長(本田歯科医院)のインタビュー

本田歯科医院 本田 精一 院長

本田歯科医院 本田 精一 院長 SEIICHI HONDA

神奈川歯科大学卒業。父によって開設された医院を1997年に引き継ぐ。現在にいたる。(JR根岸線「本郷台駅」より徒歩9分)

昭和35年に父によって開設された医院を引き継いで

『本田歯科医院』は昭和35年(1960年)に私の父により開設されました。長男ということもあって、言ってみれば家業を継ぐ感覚だったのかもしれません。高校生になり、理系を選んだ時から、自然と歯科医師を目指すようになっていました。

父は平成9年(1997年)に亡くなりました。以来、私が妻とともにこの医院を引き継ぎ、現在にいたっています。

夫婦2人の歯科医院だからこそのメリット

患者さんはご近所にお住いの方が多く、父の代から通ってくださっているご高齢の方も少なくありません。栄区は全体としてご高齢の方が多くお住まいになっている地域ですので、それも当然かもしれませんね。

当院では妻が副院長を務めています。その妻を頼りに来院される患者さんは、女性が多い印象です。やはり、女性は女性に見てもらいたいということがあるのでしょうね。2人の歯科医師がいることで、違う角度から患者さんを診れるという面があります。難しい症例については、常に検討し合いますし、それは結果として患者さんに多くの選択肢を提供することにつながり、メリットとなっていると考えています。

すべての人に優しい歯科治療を

インフォームドコンセントを大切にしており、患者さんのお話をしっかりと伺い、相談の上で治療を進めていきます。小さなお子さんの場合、最初は治療の椅子に座るだけで大泣きするものですが、そこで焦って事を進めるのではなく、最初はうがいだけで終わるですとか、徐々に徐々に雰囲気に慣れてもらい、大丈夫となってから治療を開始していきます。トラウマになることもありますから、強制的に押さえつけての治療はできる限り避けたいものです。親御さんの了承を得てのことになりますが、無理をせず、患者さんの意思を尊重することが大切と考えています。あらゆる人に優しい歯科治療を提供していきたいですね。

患者さんの希望に沿って作ることで、長く使ってもらえる入れ歯に

ご高齢の方が多いということもあり、部分入れ歯や総入れ歯といった義歯の扱いには一日の長があると考えています。入れ歯は使われなくなることも多いと聞きますが、当院の場合、あまりそういう患者さんはいらっしゃらず、父の代にこしらえた入れ歯を今も使い続けておられる方も珍しくありません。

コツというほどのものではありませんが、使ってもられる入れ歯を作るには、まず丁寧な型取りが大切です。その上で、必ずしも教科書通りにおこなうことが正解とは限らないということを認識すべきでしょう。例えば、教科書では入れ歯はある程度の余裕を持たせることが推奨されています。しかし現実には、それだと違和感を持たれる患者さんも少なくないのです。患者さんのご希望を細かく伺い、それに沿って手を入れてあげると、結果、使ってもらえる入れ歯を作ることができるんですね。

それから、作りっぱなしは論外です。お口の環境は変わるものですから、定期的に見て、手を加えるべきところは作り足してあげなければいけません。そこまでやってこそ、長く入れ歯を使っていただけるようになるんですね。

地域のみなさんへメッセージ

痛くなってからはもちろんですけども、できるなら、定期的に歯科医院に通っていただければと思います。定期的にチェックとクリーニングをおこなうことで、万が一悪いところが出てきても早期に治せますから、大ごとになることはありません。痛くならないようにするため、定期的に歯科医院に通う習慣を身につけていただければと思います。

 

※上記記事は2023年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

本田歯科医院 本田 精一 院長

本田歯科医院本田 精一 院長 SEIICHI HONDA

本田歯科医院 本田 精一 院長 SEIICHI HONDA

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味: 美術館賞
  • 好きな作家: 東野圭吾
  • 好きな映画: コメディ映画
  • 好きな場所: 美術館

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