二宮 卓大 院長(にのみや歯科医院)のインタビュー

にのみや歯科医院 二宮 卓大 院長

にのみや歯科医院 二宮 卓大 院長 TAKAHIRO NINOMIYA

薬を服用している患者さんも受け入れる。バリアフリーの歯科医院
2012年鶴見歯科大学卒業後、鶴見大学歯学部附属病院で臨床研修を受ける。2013年に同大学病院 歯周学講座に入局。2013年北里大学病院 歯科非常勤、2016年から2022年 北里大学病院歯科に勤めたのち、2022年12月「にのみや歯科医院」を開院。院長に就任する。

患者さんと一緒になって心のこもった最新治療を提供したい

 父が歯科医でしたので、私も幼い頃から自然と同じ道を志すようになりました。「歯科医になりたい、なるだろうな」という感じでしたね。実は、私の双子の弟も歯科医なんです。父が開業していたので、いずれは自分と弟のどちらかが継ぐだろうと早い段階からよく話し合っていました。ですが、弟が研修を終えると「これからは矯正歯科を専門にやっていきたい」と言い出して(笑)。弟は研修で外科を専門にしていたのですが、矯正歯科に興味が移ったようでした。弟の願いなので反対する気もなく、「では私が一般歯科を専門にして、父の後を継ごう」ということになったのです。それから約10年間、北里大学病院などで研鑽を積みました。そして2022年12月、『にのみや歯科医院』を開院し父の後を継ぎました。開院して特に変わったことは、私が患者さんの治療に全て関われるという点でしょうか。今でも、週一回北里大学病院に出勤していますが、それ以外はいつも当院にいるので、今日明日と続けて治療が必要な場合でも、私自身が直接治療できるようになりました。勤務医の頃は、自分の治療を時折他の歯科医師に引き継ぐこともあり、それがいつも心残りでしたね。開院してからは、患者さんと一対一で向き合い患者さんにも自分にも満足できる治療ができ、とても嬉しく感じています。

クリニックはバリアフリーでサロンのような雰囲気

 当院は、父の『二宮歯科医院』から歩いて5分ほど離れた場所に新たに開院しました。以前の建物は、急な階段がありご高齢の方が通うのにとても苦労されていたので、階段のない建物にしたく、閑静な住宅街の中へ場所を移動しました。また、建物全体をバリアフリーにすることにもこだわりました。大学病院に勤めていた経験から、車椅子や足が不自由な方も来院しやすい建物にしたかったんです。入り口もスロープにし、院内も段差はありません。内装は、妻に任せました。妻は「患者さんが緊張しないようなサロンのような雰囲気にしたい」と、明るく落ち着いた待合室にこだわっていました(笑)。おかげで、天井が高く気持ちの良い空間になったと思います。サロンのように音楽も流れ、患者さんがホッと落ち着ける、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。外観は白を基調にし、清潔感のある明るい雰囲気にしています。

地域密着で、お年寄りから親子まで。近くの整形外科さんとも連携

 この場所で開院したのは、近くに『本郷台整形外科クリニック』さんが開業されていた、というのも大事な理由でした。内科さんも近くに並んでいるので、患者さんにとってはクリニック同士が近いほうが足を運びやすいだろう、という思いがありました。整形外科の薬が、歯科治療に関わるケースは多くあるので当院でも患者さんが服用している薬によっては、整形外科さんに相談しています。また整形外科さんでも、時折「服薬される前に、まずは歯科検診へ行ってください」と話されることがあるそうです。近くのクリニック同士が繋がりを持ち、患者さんに安心安全な治療を行えるというのは、ベストな環境だと思っています。患者層については、ここで開業してから親子連れが多くなりました。父のクリニックでは、子どもの患者さんが少なかったので、嬉しい驚きでしたね。もちろん、父の患者さんも引き続きこちらに来ていただいています。みなさん、「階段がなくなって嬉しい」とよくおっしゃられますよ(笑)。また私が開業したと聞いて、北里大学病院で診ていた患者さんが、遠方からいらっしゃることもあり、本当にありがたいと感じています。

患者さんの要望に寄り添い、治療を押し付けない歯科医を目指す

 目指したい歯科医師像としては、「教科書通りの治療をしない歯科医師」ですね。時々、こちらが良いと思って勧めたい治療と、患者さんが求める治療にズレがあるケースがあるんです。そういう時は、歯科医師としてどうしてその治療が必要か丁寧に説明をしますが、それを押し付けようというエゴは持たないようにしています。患者さんにとっては、様々な理由で本人が望んでいる治療があるので、できる限りその気持ちを尊重したいと思っています。どんな治療でもメリットデメリットがありますので、そのことについて丁寧に説明し、お互いが歩み寄って治療をしたい、と心がけています。

普段薬を飲んでいるせいで、歯科治療を断られた方はぜひいらしてください

 長く大学病院で働いていたので、普段服薬されている患者さんの歯科治療にも多く携わってきました。ですので、例えば糖尿病や骨関係、血液がさらさらになる薬などを普段薬を飲まれている方でも、治療や診察を行っています。服薬をしていることで他の歯科クリニックさんで治療を断られた、とおっしゃる方が意外と多くいらっしゃるのですが、当院ではそのようなことがありませんので、困っている方がいらっしゃいましたらぜひお越しいただけたらと思います。「歯科クリニックは苦手、怖い」というイメージを持たれがちですが、当院では患者さんが緊張しないような雰囲気を心がけています。患者さんと歯科医師が常にお互い話し合って治療を見つけていきたいと思っていますので、ぜひ相談だけでも起こしいただけたらと思っています。

 

※上記記事は2023年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

にのみや歯科医院 二宮 卓大 院長

にのみや歯科医院二宮 卓大 院長 TAKAHIRO NINOMIYA

にのみや歯科医院 二宮 卓大 院長 TAKAHIRO NINOMIYA

  • 出身地: 茅ヶ崎市
  • 趣味・特技: ゲーム
  • 好きな映画: 『レ・ミゼラブル』
  • 座右の銘: 一生懸命
  • 好きな音楽: アニソン
  • 好きな場所: 自宅

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