近藤 謙 院長(近藤歯科医院)のインタビュー

近藤歯科医院 近藤 謙 院長

近藤歯科医院 近藤 謙 院長 KEN KONDO

神奈川歯科大学卒業。神奈川、東京の複数の歯科医院に勤務。30年前に父の医院を引き継ぐ(JR根岸線「本郷台駅」より徒歩6分)

父の想いを引き継ぎ、地域の患者さんのために

 父が歯科医師でした。この場所で、今より小さな建物で診療していました。その父を見て育ち、自分から父と同じ仕事がしたいと思い、大学に進んだ当時は大それた考えは持っておらず、色々と考えるようになったは、実際に患者さんを診るようになってからでした。研鑽を続け、目の前の人のために自分が出来ることを精一杯やる。その結果、痛みをとって差し上げられたり、食べられるようになったと聞けば、それは本当にうれしいことです。大学卒業後は複数の歯科医院に勤務してきました。歯科医院はそれぞれ特色がありますし、方針も違うものですから、いずれ父と診療を共にする前に様々な“やり方”を身に付けたいと考えたのです。この医院を父から引き継ぐ形となったのは、もう30年ほど前のこと。今の建物に建て替えた時だったのですけども、残念ながら父は完成する直前に亡くなってしまい、私が1人、こちらに戻ってくる形となったのです。父と一緒に診療をすることは叶いませんでしたが、父の想いを引き継ぎ、これからも地域の患者さんのために精一杯の力を注いでいきます。

患者さんおひとりおひとりにとって最適な医療を提供

 ご高齢の患者さんも多く来院されていますし、あらゆる世代の方にご利用いただいています。ですから、特定の分野に偏ることなく、オールマイティに、得手不得手がないようにと考えています。被せ物などの治療の選択については、患者さんおひとりおひとりに合わせて、という形です。しっかりと説明をして、よく相談して、その人に合ったものを提供するということですね。お口の状態や患者さんのニーズを汲んで一緒に考え、最もふさわしいものを提供したいと考えています。

説明に力を。マイクロスコープを最大限に活用

 すべての治療に力を入れていると申しましたが、やはり説明には力を入れています。その説明に役立つものとして、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)があります。言葉を尽くすことも大切ですが、やはり、目で見てわかるというのは大きいですよね。診断においても、レントゲンでは判別できない状態を診断出来る点は大きいですね。例えば、歯の破折がそうです。レントゲンでは写ってきませんが、マイクロスコープを使えば一目瞭然ということもあります。どの治療でもこれを使うというわけではありませんが、見える世界が違うということは治療において非常に大きなアドバンテージであり、重宝しています。

歯科技工士が常駐しているメリット

 一部は保険診療にも適応されるcad camシステムを導入しています。当院の場合、歯科技工士が常駐していますので、ケースによってはその日のうちに提供可能です。歯科技工士が医院にいるというのは、考えてみれば大きな特徴と言えるかもしれません。まずはタイムラグがないですよね。ほとんどのケースで技工所に出す必要がありませんから、患者さんにとっても時間的なロスがなくなります。また、例えば歯の色が気になった場合、技工士が直接お口の中を見て判断できますので、患者さんが納得のいくものを提供しやすいという面もあるでしょう。その日のうちにきれいな歯が入ると、やはり患者さんは喜ばれます。患者さんがメリットと思われているかどうかはわかりませんが(笑)。

地域のみなさんへメッセージ

 普段から来院されている方はいいのです。問題は、歯医者さんにしばらく行ったことがないという方です。遠慮なさらず、まずは相談で結構ですので、お口を見せにいらしていただければと思います。これからは、歯科も予防の時代です。なんともない時に来て、歯石を取ったりクリーニングを定期的に受けていく。仮にむし歯や歯周病が見つかったとしても、早期であれば治療も短期間で済むことになります。もちろん何かあった時に頼っていただいて、同時に、何もない時に定期的に歯医者さんを利用することを習慣づけていただければと思います。

 

※上記記事は2024年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

近藤歯科医院 近藤 謙 院長

近藤歯科医院近藤 謙 院長 KEN KONDO

近藤歯科医院 近藤 謙 院長 KEN KONDO

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味: 釣り
  • 好きな場所: 海
  • 好きな作家: 椎名誠
  • 好きな言葉: 「感謝」
  • 好きな音楽: オールジャンル

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