小笹医院 小笹 秀樹 院長 OZASA HIDEKI
循環器内科を専門に研鑽を積んだあと、内科、精神科と専門性を広げる。祖父が開業した小笹医院を2020年1月に継承。院長に就任。
循環器内科を専門に研鑽を積んだあと、内科、精神科と専門性を広げる。祖父が開業した小笹医院を2020年1月に継承。院長に就任。
医師を目指したのは、人の役に立ちたいという思いから。将来何になりたいか考えたときに、人の役に立つ仕事と言えば医師か学校の先生かなと。父が開業医でしたから、それもあって医師の道に進みました。大学を卒業後は循環器内科で心臓を専門に研鑽を積み、その後やっぱり医師はジェネラルでなければならないと思い、総合内科医に。そのなかで、心の病を抱えている人が多いことに気付き、精神病院で精神治療にも携わりました。当院を祖父から継いだのは、2020年1月。祖父の目が悪くなったことをきっかけに、あとを継ぐことになりました。
内科では、総合内科専門医にも認定されていますし、どの科も専門性の高い治療を提供しているのが特徴です。内科と精神科、一見するとあまり関係がないようにも思えますが、精神的なものから体調を崩すこともありますし、逆も然りです。二つの科で研鑽を積んだ自分だからこそ、専門性の高い治療を提供できていると自負しています。
患者さんに向き合うときには、出来る限り全ての悩みを解決しようと意識しています。内科疾患に関しては、病院を受診しても検査で異常がなかったりするとそれで終わり、となってしまうケースも多々あると思いますが、僕はそこで終わりにせず、きちんと説明して安心いただくように心がけています。症状が出ていることは事実なので、検査で異常がなかった場合はどういうことが考えられるのか。また、そのまま放置しても大丈夫なのか。そういったことをしっかりとお伝えしています。投薬治療についても、ちゃんとした理由があってこの薬が出ているんだと認識できるように説明を行っています。
循環器内科の専門医も取得していますので、生活習慣病の治療にも注力しています。過去、大学病院で生活習慣病の行く末にある重症な合併症に携わった経験があるため、目先の治療だけでなくその先にある心筋梗塞や狭心症などの予防につながるような治療を提供したいという思いが強いです。血圧や糖尿、コレステロールをコントロールすることで重症な合併症を防ぐことが1番重要ですから。また、今後はオンライン診療もスタートします。生活習慣病など症状が安定している患者さんに関しては、家にいながら処方箋がもらえるといったシステムで、患者さんの時間や交通費のロスをなくしたいと思っています。
僕は患者さんの症状だけでなく、人生そのものをよくしたいと思いながら日々、診療に向き合っています。例えば、血圧は数値が悪くても何も症状が出ないことが多いですが将来、脳梗塞や脳出血などを引き起こし、寝たきりになってしまうことも考えられます。そういった人生にならないような治療法を患者さんそれぞれにあわせて提案しますし、精神疾患についても将来的に不都合になってしまう要素を先に無くせるような助言を行っています。将来を考えての治療を行っている、というところが当院の1番の強みではないでしょうか。運動不足が原因になっているような高齢の方には「こういうトレーニングをすれば転ばずに歩けますよ」とアドバイスすることもありますね。ある意味、患者さんにはスパルタかもしれませんが、その先の人生がよりよくなるサポートをしていきたいという気持ちからの愛のムチだと思っていただけたらうれしいです。また、当院では、ピラティスなど高齢化社会に向けた地域住民の健康維持プログラムも実施していますので、気軽にお問い合わせください。
※上記記事は2023年9月に取材したものです。
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