大嶋 嘉久 院長(アーク矯正歯科クリニック)のインタビュー

アーク矯正歯科クリニック 大嶋 嘉久 院長

アーク矯正歯科クリニック 大嶋 嘉久 院長 YOSHIHISA OSHIMA

2006年に神奈川県内の矯正歯科医院で副院長就任。2011年にアーク矯正歯科クリニックを開院。日本矯正歯科学会認定医。(JR、湘南モノレール 大船駅より徒歩約7分)

プランニングする面白さに惹かれて

父が歯科医だったので、幼いころから何となく自分も歯科医になるんだろうなと思っていました。歯科大学を卒業するときにたまたま矯正歯科の教室から誘いがあったので、その道に進もうかなと。流れに身を任せたようなところもありますが、細かい作業の多い矯正歯科の実習では意外と手先が器用だったのもあって作業のスピードが速くて、それを買われて矯正の先生に誘われたという事を後から知りました。。結果的には、矯正治療にどんどん興味を惹かれていったので、自分に向いていたのかなと思っています。矯正治療は、もともとあったのに失ってしまったものを治すというむし歯などの治療と違い、一から作っていく治療。言ってみれば、最終的なゴールに行き着くための設計図を立てていく。そういったプランニングに面白さを感じたというのも、矯正専門医になろうと決めた理由の一つです。

治療に対する引き出しの多さが専門医の強み

当院は、矯正専門の歯科クリニックです。これまで矯正にこだわってきたこともあり、開業するときは矯正専門で開業しよう、他のむし歯治療などはプロに任せようと決めました。得意なことは得意な先生がやった方がいいと思うんですよね。それぞれの専門分野の先生に任せるのが患者さんにとってもいい治療につながるのかなと考えています。矯正の専門医による矯正治療のメリットは、複数の治療パターンを提案できること、その引き出しの多さではないでしょうか。矯正医しかやらないような治療もあるんですよ。一般歯科の先生が驚かれるような、教科書には載っていないイレギュラーだけど安全な方法を提案できるのは、やっぱりこれまでの経験の多さが糧になっていると思います。患者さんに合わせて、イレギュラーな方法も提案できるのが、矯正専門クリニックの強みですね。

矯正治療は早めに始めるほど選択肢が多い

当院は、お子さんから大人の方まで、幅広い年齢層の方にご来院いただいています。成人になると歯を抜くパターンが多くなるので、それを考えると早めに始める方がいいのかなと思いますね。年齢が若いころから始めると治療の選択肢が多くなりますから。成人だと抜歯やインプラントしかないという可能性が高くなりますが、小学生低学年ごろから始めると、逆に悪くなりそうなところを予防する形で、デコボコにならないように育んでいくことができます。ただ、その分治療期間は長くなってしまうので、一長一短ではありますが。いずれにしても、専門クリニックだからこそさまざまなパターンをご提案することが可能です。まずは、一度ご相談に来ていただけたらと思います。

満足を得られる最善の治療を

自分が最善だと思う治療法が患者さんにとって、必ずしもいい治療方針だとは限らないので、最初のカウンセリングのときにしっかりと説明し、よくお話を聞くようにしています。患者さんが満足を得られるものでなければ、意味がありませんから。矯正治療は保険がきかないものですし、言ってしまえば緊急性がない治療なんですよね。だからこそ、満足度を高めたい。せっかくやったのにこのぐらいか、と思われることは避けたいですね。先日も、お父さんが娘さんの矯正治療の相談にいらしたんですけど、お父さんは上の歯だけ治せばいい、とおっしゃっていましたが、娘さん本人によく話を聞いたら「全部きれいに治したい」と。一度持ち帰って相談してください、とお願いしましたが、矯正治療をするのはお子さんなので、患者さん本人の意思を尊重したいと思っています。小さいお子さんでも、一緒にカウンセリングに入ってもらって「この装置を毎日つけるけど、できる?」と聞くこともありますね。「本人がやる、と言ったらまた来てください」という感じで、本人の意思が大事なのでそこは心がけていることですね。

歯並びが気になるようならまずは相談に

何よりも矯正の専門歯科医が常駐していること。それも安心していただけるポイントなのかなと思っています。歯並びにちょっと不安があるなど、来院したら必ず矯正治療を行わなくてはいけないわけではないので、気軽に相談してもらえたらうれしいです。歯科医師会で3歳児検診を担当することもありますが、すでにそのころから歯並びを心配されるご両親も多く見られます。そのときには「6、7歳ごろ。小学校に上がる前くらいで一度相談に行くといいですよ」とアドバイスをしていますが、もし、今気になってモヤモヤしている方がいたら、すぐに来ていただきたいと思っています。そのときに必要がなければ、また1年後に来てくださいとお伝えしますし、その方が、モヤモヤしないで済みますよね。ネットで調べても、自分の好みの情報を選んでしまいがちですし、お口のなかは人それぞれ違いますから。悩みなら、まずは矯正の相談にいらしてください。

 

※上記記事は2023年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

アーク矯正歯科クリニック 大嶋 嘉久 院長

アーク矯正歯科クリニック大嶋 嘉久 院長 YOSHIHISA OSHIMA

アーク矯正歯科クリニック 大嶋 嘉久 院長 YOSHIHISA OSHIMA

  • 出身地: 栃木県
  • 趣味・特技: 野球
  • よく読む本・愛読書: 東野圭吾さんの本
  • 好きな映画: 『メジャーリーグ』『クール・ランニング』 
  • 好きな言葉: 画竜点睛
  • 好きな音楽: サザンオールスターズ、桑田佳祐

INFORMATION