エスペランサ SC ホルヘ・アルベルト・オルテガ 総監督 & ホルへ・グスタボ・オルテガ 代表 JORGE ALBERTO ORTEGA & JORGE GUSTAVO ORTEGA
2003年、現総監督であるオルテガ・ホルヘ・アルベルトによって『エスペランサ・スポーツクラブ・サッカースクール』を設立。現在にいたる。
2003年、現総監督であるオルテガ・ホルヘ・アルベルトによって『エスペランサ・スポーツクラブ・サッカースクール』を設立。現在にいたる。
【ホルヘ・アルベルト・オルテガ 総監督】
『エスペランサ・スポーツクラブ・サッカースクール』は2003年に設立されました。きっかけは、日本基督教会からの依頼でした。当時、日本の青少年の自殺率が高いことを懸念し、スポーツを通して子ども達に希望を与えるため、サッカースクールを開校したいというものだったのです。子ども達に希望を与えるためには、いわゆるネームバリューも必要と考え、アルゼンチンのも代表選手であり、コーチ資格を持つ私に白羽の矢が立ったのです。このグラウンドも、当初は自分たちが土をならすところから始めたもので、様々な方々の協力を得て今の姿になっています。私はアルゼンチンの本当に小さな街で生まれ育ちました。そこから代表選手に上り詰めるのは、それなりの苦労がありました。しかし、真剣に努力をすれば必ず夢は叶う。スポーツを通して、努力をすることの意味を、希望を子ども達に伝えていければと思っています。
【ホルヘ・アルベルト・オルテガ 総監督】
幼稚園に始まり、小学生までのスクールは、こちらと大船のスクールを合わせ、約200人の子ども達が通ってくれています。中学生からのユースチーム、そして社会人チームを合わせれば、全カテゴリーの会員は350名ほどでしょうか。日本で本気でサッカーをしようとすると、誰もが好きにチームに所属できるわけではありません。私たちは子ども達の可能性は無限と考えており、誰でもプレイできるというのが1つの特徴です。最初はボールを蹴れない、満足に走れないといった子も、2、3ヶ月も経つと格好がつくようになり、3年後にはチームのキャプテンを任されているといったケースもありました。できるようになればそれが自信につながり、その自信はサッカーだけではなく、勉強をはじめあらゆることに通じてきます。子どもが育つという環境において、スポーツが果たせる役割は大きいのです。
【ホルヘ・アルベルト・オルテガ 総監督】
日本に来た当初は様々なことにびっくりさせられたものです。例えば、日本ではゴミをちゃんと分別して出しますよね。当時の海外では、ゴミ箱がなければポイ捨てが当たり前で、日本の習慣は想像を超えたことでした。しかしだからこそ、その素晴らしい国でいじめが多いということが理解できなかったのです。様々な要因があると思いますが、ここで20年活動を続けてきて感じるのが、親子のコミュニケーションの希薄さです。お父さんお母さんは遅くまで仕事をされていて、子どもにかまうことができない。行き場所を失った子どもは、どんどん深みにはまり、抜け出せなくなるのです。
私たちは、スポーツを通してリスペクトの精神を学んでもらうことを考えています。子ども達がここでサッカーをできるのは、当たり前のことではありません。お父さんお母さんが頑張ってるから自分たちがサッカーをできるわけで、まずそれを子ども達に理解してもらうことが大切です。リスペクトの精神が養われれば、自然と親子の会話も増えていくでしょうし、何かあればまず親に相談しようするでしょう。サッカーを1つのツールとして、人間として成長していくことを私たちは期待しています。
【ホルヘ・アルベルト・オルテガ 総監督】
一生懸命練習をすれば、技術はつかめます。しかし、当然のことですが、やらなければできるようにはなりません。私が来日した当初に比べ、今の子ども達は、すぐに諦めてしまう傾向が強いように感じます。挫折してすぐに「やらない」では成長はありません。辛いからこそ頑張り、諦めないことが、サッカーのみならず、人生のハードルを1つひとつ越えていく唯一の武器となるのです。
もう1つ感じるのが、「楽しく」ということが勘違いされているのではないか、ということです。変なところにボールを蹴って、笑ってごまかすのは感心できることではありません。それが習慣になると、子ども達の感情はいびつになり、やがて成長を阻害していくものになるかもしれません。いいプレイをして嬉しい。悪いプレイをして悲しい。悲しいからこそ、頑張る。斜に構えるのではなく、物事にきちんと向き合う心を育てたいのです。諦めれば、終わりです。それはスポーツの原点であり、人生に通じることです。真剣に取り組んだ先に楽しみがあるということをサッカーを通して伝えていきたいですね。
【ホルヘ・アルベルト・オルテガ総監督】
20年前、試合をすると相手のチームの子達もみんな礼儀正しく挨拶をしてくれたものです。それが、今の子達は、挨拶ができないことが多いんですね。時代は変わっても、人として成長していく上で大切なことは変わりません。すべての人にリスペクトを持って向き合える子ども達を、サッカーを通して学んでもらいたいと思っています。
【ホルへ・グスタボ・オルテガ代表】
国際化が謳われて久しい今の時代であっても、外国のマインドに触れられる環境はそうはないと言っていいでしょう。ここにはJリーグチームの関係者も見学に訪れています。誰であっても受け入れる当スクールの姿勢を含め、スポーツを通した人間形成という部分にも興味を持たれてるのだと思うんです。私たちは1人ひとりの子に真摯に向き合っていきます。我が子にスポーツを学ばせたいとお考えであれば、ぜひ一度私たちのもとを訪れていただければと思います。
※上記記事は2024年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
電話 | 045-897-4009 | |
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所在地 | 横浜市栄区野七里1-38-6 | |
レッスン時間 | [スペシャルクラス] (月曜)17:00~19:00 [小学1・2年生クラス] (火曜・木曜・金曜)16:10~17:30 [小学3・4年生/5・6年生クラス] (火曜・水曜・木曜・金曜)16:50~18:10 [幼稚園クラス] (水曜)15:45~16:45 ※送迎バスあり(本郷台駅・金沢文庫駅) |
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休日 | 不定休 | |
WEB | https://esperanza-sc.com/ |
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